獅子舞の里・富山


獅子舞の形態

氷見型百足獅子

氷見市とその周辺に分布する。

烏帽子を被り、狩衣、襷、胸当姿の天狗が獅子あやしとなる百足獅子で、胴幕は5、6人の獅子方が素手で高く支える。リズミカルな演目が多く、シシゴロシで終演する。また、曳山のような太鼓台が特徴。

 

五箇山型百足獅子

氷見型の獅子が、五箇山や旧城端町周辺を中心に分布するもの。

大型の百足獅子で、胴幕を張る竹の輪は左右の二人の10名程で支えられ、巨大な胴部となる。獅子あやしは子どもがシシトリボウを手にして演じる。

 

砺波型百足獅子

砺波平野一帯に分布する。

胴幕に竹の輪を入れた大型の百足獅子である。二人一組の子どもの獅子あやし(シシドリ)が、棒や薙刀などの武具を主体とした採り物を用いて、リズミカルに演じる。

 

加賀型百足獅子

金沢に隣接する南砺市の旧福光町市街地の獅子舞。

胴部を竹の輪で大きく膨らませた百足獅子で、胴幕は動かず、胴幕に麻縄などで繋がれた獅子頭だけが上下左右に舞う。獅子あやしは棒などの採り物で武道系の演目を舞う。

 

射水型百足獅子

射水平野から神通川左岸の地域に分布する。

獅子方は素手で胴幕を支え、百足獅子を膨らます。シャグマを被った天狗や、花笠を付けた二人一組の子どもが様々な採り物を手にして獅子に対する。

 

二頭型金蔵獅子

神通川流域の富山市南部地域に分布する。

二人立ち二頭型の獅子で、飛騨の金蔵獅子が伝播したもの。獅子あやしは子どもが、キンゾウ、オドリコ、ササラ、サンパサなどを演じ、多様な採り物を用いる。

 

一頭型金蔵獅子

神通川中流域の里山地域に分布する。

二人立ち一頭型の金蔵獅子である。子どもの獅子あやしはシシウチと呼ばれるキンゾウで、御幣や槍などの採り物を持つ。

 

下新川型天狗舞獅子

下新川郡を中心とする県東部地域に分布する。

一頭の二人立ち獅子で、太いタスキをかけた8名から16名もの大勢の天狗が獅子あやしとなり、傘や酒樽の採り物を用いる演目をこなす。

 

越後型神楽獅子

朝日町の県境地域に分布する。

一頭の二人立ち獅子で、頭持ちは獅子頭をすっぽりと被る。左手に御幣を持ち、腰に木刀をさす。尾持ちはねじった胴幕の尾を首に巻いて持つ。一人の天狗が獅子をあやす。

 

行道獅子

神輿行列などの露払い役として、古い箱型の獅子頭が練り歩く祭礼が存在する。

中世の行道獅子の流れで、高岡市伏木氣多神社の祭礼、二上射水神社の築山行事、魚津市小川寺地区の祭礼、下村加茂神社のやんさんま祭、立山町の浦田山王社の祭礼などでみられる。

近年、祭り中止や日時の変更等が多くみられます。実際にお出かけの際は、主催者様に確認される事をお願いいたします。
このページは、平成18年3月に富山県教育委員会が選定した、「とやまの文化財百選」第2弾「とやまの獅子舞百選」から引用して作成しております。

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